釜山市、月4万5千ウォンで公共交通を実質無制限に、4月から新制度

釜山市、月4万5千ウォンで公共交通を実質無制限に、4月から新制度

 

 韓国南部の釜山市は4月から、月4万5千ウォン程度の負担で公共交通を実質的に無制限で利用できる制度を導入します。釜山市の交通費還元制度である 동백패스(トンベクパス) と、韓国政府が実施する公共交通費支援制度 K-패스(ケーパス) を連携させ、市民の交通費負担の軽減を図るとしています。

釜山市によりますと、両制度に加入した利用者は、1か月間に利用した公共交通費のうち4万5千ウォンを超えた金額について還元を受けることができます。利用者はいったん通常どおり運賃を支払いますが、その後、超過9分が払い戻される仕組みで、結果として月4万5千ウォン程度の負担で公共交通を利用できることになります。

対象となるのは、地下鉄(都市鉄道)や市内バス、マウルバス、釜山―金海軽電鉄、東海線の一部区間など、釜山市内の主な公共交通機関です。

釜山市は2023年、公共交通の利用額の一部を還元するトンベクパス制度を全国で初めて導入しました。今回、政府のケーパス制度と組み合わせることで還元範囲を拡大し、市民への支援を強化する方針です。

市は、この制度によって市民の交通費負担の軽減に加え、公共交通の利用促進にもつながるとみています。公共交通の利用が増えれば、自家用車の利用減少による交通渋滞の緩和や環境負荷の低減も期待されます。一方で、制度拡大に伴う財政負担などについては、今後も議論が続くとみられています。

記事協力:チン・スヒョン