【生活情報】韓国のテンプルステイ

韓国のテンプルステイ

　それぞれ違う毎日を送っている皆さんの中では、溜まったストレスを解消したくても上手くできない方や自然の中で癒されたい人が多いのではないかと思います。そのような方々のために、今回は韓国の「テンプルステイ」を紹介します。

　「テンプルステイ」とは、テンプル(Temple：ここでは寺院という意味)+ステイ(Stay：泊まる)で、直訳すれば「お寺で宿泊する」という意味になります。しかし、ただ食べて寝て休むだけではなく、テンプルステイでは、お寺の伝統文化などを体験しながら泊まることができます。2002年日韓W杯の時から始まったこのテンプルステイは、韓国国内の約150ヶ所で行われていて、釜山は「梵魚寺（범어사/ポモサ）」、「弘法寺(홍법사/ホンボプサ)」、「仙岩寺(선암사/ソナムサ)」、「内院精舍(내원정사/ネウォンジョンサ)」の4ヶ所があります。

　プランには「体験プラン」、「休憩プラン」、「日帰りプラン」の3つがあります。「体験プラン」はお参り、座禅、蓮の花ランタン作り、108拝(*仏教で言う108煩悩を払うために拝むこと)などを通じて韓国の仏教文化や修行について学ぶことができます。次に「休憩プラン」はお参りや鉢盂供養(발우공양/パルコンヤン_僧侶の食事法や儀式)・お寺の案内や教育だけ参加し、残りの時間は1人でのんびり過ごせるので、修行よりも癒しがほしい方にオススメです。最後に「日帰りプラン」はいろいろなプログラムの中から選択して2～3時間程度で体験するプランになっております。

　忙しく過ごす日々の中で、たまには立ち止まり、テンプルステイを通じて心の余裕を取り戻す時間を作ってみるのはいかがでしょうか。

テンプルステイの参加費(釜山の場合)

記事協力：クォン・ジヘ

サポーター：矢野明日香