第一回 釜山韓日芸術展示会
報告書
2025年3月29日~4月2日 釜山市民公園 サランチェ ミロ展示室
「第1回 韓日芸術展示会」を無事に終えることができました。ご尽力いただきました皆様には心より感謝いたしております。 桜も満開に咲き誇り、春の訪れと展示会を祝うかのように舞う桜の花びらが一層、私たちの心を弾ませてくれました。
韓国人作家と日本人作家でおりなすこの展示会は、「国境を越え、共に描く」というモチーフのもとで進めてきました。 釜山日本人会として、このような催しを実行したのは初めてで、当初は手探り状態で進め、日本人作家13名、韓国人作家6名、計19名の作家によって作り上げた展示会でした。出展作品は多様で、各作家は、それぞれの想いを込めた作品を制作しています。実施後に参加者対象に行ったアンケート結果から「日韓の作家が一緒にできたことが本当によかった」という感想が一番多かったです。
オープニングセレモニーでは、在釜山総領事館大塚総領事をはじめ、釜山韓日親善協会崔会長、釜山韓日文化交流協会河常任理事、日本人会秦前会長に来賓のご臨席を賜り、ご挨拶をいただきました。また、韓日友好協会、韓日ココロ交流会、 釜山韓日交流ネットワークそこそこなど、日韓関係において交流行事を行っている民間団体のみなさまもご来場してくださいました。日本人会からもたくさんの理事や会員の方々がご来場くださり、会場はまさに、日韓交流が行われていました。
また、会場にこられた方々からは「とても素晴らしい交流展でした。来年も楽しみにしています」「ぜひ私も参加してみたいです」「次はいつですか」「日本の方の作品が見れるなんて嬉しいです」などと励みになる肯定的な言葉をかけていただきました。その結果、計551名ものみなさまに足を運んでいただきました。これもみなさまのお力添えのおかげであると、心より感謝いたしております。本当にありがとうございました。
日韓国交正常化60周年という記念すべき年に、新たに日韓交流の一歩を踏み出せたと確信しております。釜山日本人会としても、新たな出発になったことと思います。ご来賓の方々からは「70周年の時には第10回ですね」との言葉もいただき、アートを通じた日韓の民間交流の意義を改めて実感する機会となりました。
いつの時代も、国と国の交流を深めていくのは民衆の力です。民間交流は小さな始まりでも、広がる力と維持していく力は偉大なものです。春は始まりの季節です。私たちは、今韓国にいる日本人として、釜山日本人会の一員としてできることから始め、実践していけば、それは大きな国交交流につながっていくのではないでしょうか。 イベント部会・交流部会




