【生活情報】運転免許 第2弾

運転免許 第2弾

寒い冬の季節ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。以前、日本の運転免許を切り替える方法についてお伝えしましたが、今回は韓国で運転免許を取得する方法についてお知らせします!

 

韓国での運転免許証の取り方は、全部で4段階に分けられます。

1.健康診断&安全教育

2.学科試験

3.技能試験

4.道路走行試験(路上試験)

上記の2番まではまでは同日に受けることが出来ますが、3と4に関しては少なくとも3日はかかります。

上記の順番で試験を受けなければ、試験の申請自体が出来ないので、ご注意ください(Ex: 技能試験に合格していない状態で、道路走行試験を受けるのは不可能)。

また、韓国には運転免許の種類が二種類あります。

 

運転免許 一 種

乗用自動車(乗車定員が10人以下の乗合自動車を含む)、 貨物自動車(4トンまで)、原動機付自転車

運転免許 二種

自動車(125cc以上)、原動機付自転車

 

韓国では運転免許一種が二種のワンランク上として扱われ、運転できる車の種類が増える代わりに、試験の合格条件が二種より難しくなります。

では、運転免許証の取り方を順番に紹介していきます!

 

まず、運転免許を取得するにあたって、釜山にある二か所の運転免許試験場をご紹介します。

・부산 북부운전면허시험장(釜山北部運転免許試験場 /부산 사상구 사상로367번길 35)

・부산 남부운전면허시험장(釜山南部運転免許試験場 /부산 남구 용호로 16)

こちらで学科試験や、場合によっては技能や道路走行試験を受ける事になります。免許を習得するにあたって、場所はどちらの運転試験場に行かれても問題ありません。

 

1.健康診断&安全教育

健康診断は、運転免許試験場に備えられている申請書に記入するだけですが、視力検査だけは行わなければなりません。

視力検査の手数料は6,000ウォン。病院でも出来ますが、国が指定した病院での検査結果のみ認められるので、 運転免許試験場での検査をお勧めします。

安全教育とは新しく運転免許を取得する場合必ず受けなければならない教育で、運転免許試験場で一時間程一時間程映像を見せられる仕組みになっています。また、一度学科試験に落ちた場合、安全教育を再度受ける必要はありません。

当日、運転免許試験場での申請も可能となっていますが、ご不安でしたらこちら(https://www.safedriving.or.kr/auth01.do?deptFlag=1)での予約も出来ます。昼間の1時ごろからは人がどっと増えるので、午前中に訪問する事をお勧めします!

 

2.学科試験

学科試験とは、運転免許試験場で受ける運転に必要な全般的な知識を問われる試験です。手数料は10,000ウォン。学科試験は機械で行われるので、韓国語、英語、中国語、ベトナム語など4つの言語の中から選び受験できますが、残念ながら日本語は対応していません。

問題は全部で40問。二種は60点、一種は70点以上なら合格です。運転に関する最低限の知識があれば解ける問題が大半なので、大半の韓国人は運転免許関係のアプリをダウンロードし、2~3時間程勉強した後試験を受ける人が多いです。

こちらも予約出来るので、一日で安全教育から学科試験までスムーズにクリアしたい方は、予約をおススメします。(https://www.safedriving.or.kr/auth01.do?deptFlag=1)

 

3. 技能試験

技能試験とは、運転免許試験場内の決められたコースを運転する試験です。受験者は全員100点から始まり、ミスをすると自動的に点数を減点され、試験終了時に85点以上であれば合格です。 手数料は22,000ウォンです(運転免許試験場基準)。

技能試験からは実際に運転しなければならないので、韓国では学科試験までは自力でクリアする場合が多いですが、技能試験からは塾に通い始める人も増えてきます。塾は場所によって異なり、一週間から3か月程通います。技能試験から道路走行試験までを塾で行うと慣れた運転コースでの練習ができるので、合格率が上がります。そのため、そういった塾に通うことが望ましいです。しかし、こういった塾は常に予約がいっぱいで、塾に振り回される場合があるため、お忙しい方にはあまりお勧め出来ません。

 

また、塾と少し違った形で運転の練習が出来る場所が韓国にでき始めています!

その名も「室内運転練習所」
走行体験をVRですることで、一般の塾より少し安く運転の練習をする事が出来ます!

釜山市内の練習所も結構あるので、お使いのマップアプリで「실내운전연습장(室内運転練習場)」と検索し、自分に合った場所を探してみてください!

 

4. 道路走行試験

最後は道路走行試験です。言葉の通り、実際に車を道路内で運転します。手数料は25,000ウォンです。

運転するコースは決まっており、AからDコースまである状態で、ランダムに決まります。コース自体は一般人にも公開されているので、自分が受ける予定の運転免許試験場+운전코스(運転コース)で検索すれば、映像などを参考にできます。

車に乗るのは自分自身を含めて合計三人。自分以外では、監督官ともう一人の受験者が乗ることになり、片道は相手が、もう片方は自分が運転する形式となっています。こちらに受かれば運転免許試験場にて運転免許証を発行してもらい、韓国内の運転が可能になります!

 

以上が、韓国での運転免許の取得方法です!技能試験からは人によって取得方法が全く異なってきますが、自分に合っていると思われる手段を選べば、すぐ合格できると思います。では、また次の記事でお会いしましょう!

 

記事協力: ペ・ユリ