第1回公邸で楽しむ秋の川柳作品展示&ティータイム懇親会の報告
11月29日(土) 在釜山日本国総領事公邸において「第1回公邸で楽しむ秋の川柳作品展示&ティータイム懇親会」を開催いたしました。当日は、計55名の会員のみなさまにご参加いただき、普段は入ることのできない特別な会場で、和やかで温かいひとときを共有することができました。今回の川柳大会は、金井会長の「釜山日本人会の会員にしかできない特別なことをしたい」という思いと、「日本を感じられる持続可能な行事をしていこう」という思いに理事や監事、事務局が一緒になって作り上げました。そこに、大塚総領事のありがたいお心づかいで、会場も提供していただくことができました。
釜山日本人会が企画した初めての川柳大会でしたが、会員のみなさまより、75句というたいへん多くの作品をご応募いただきました。ご応募くださったすべての会員のみなさまに、心より御礼申し上げます。川柳とは、日本の伝統的な和歌であり、自由な感性を表現できるものです。どの句にも、韓国生活での日々の思いや季節の気配、そして皆さまの温かな感性があふれており、選考にあたった参加者の心に深く響くものばかりでした。
川柳は大人の部/中学校〜小学校高学年の部/小学校中学年〜低学年の部の3部門に分け、理事・監事による1次審査、懇親会にご参加いただいた皆さまにの投票と合わせて決定いたしました。各部門につき以下の5つの賞を設け、合計15の作品が受賞となりました。受賞されました皆さま、誠におめでとうございます。ここで受賞者皆様の作品をご紹介したいと思います。
<大人の部>
・総 領 事 賞:T.M.様(困ったら チョヌンイルボン サラミエヨ)
・釜山日本人会長賞:N.Y.様(寝顔見て 輝く未来 守りたい)
・大 賞:U.K.様 (澄んだ空 海の向こうに 影さがす)
・最 優 秀 賞:M.M.様(さようなら カセヨとケセヨ どっちなの)
・優 秀 賞 :K.K.様(なんでだろう? かさばるものが 1+1)
<中学校~小学校高学年の部>
・総 領 事 賞:F.H.さん(離れても 友と見るのは 同じ月)
・釜山日本人会長賞:K.R.さん(海見れば 日本が近くに 見えるのに)
・大 賞:Y.S.さん(セーターの 連発こうげき 静電気)
・最 優 秀 賞:Y.K.さん(テスト期間 バスに乗るのは いつもギリギリ)
・優 秀 賞 :F.S.さん(春の空 雨かと思えば 桜だよ)
<小学校中学年~低学年の部>
・総 領 事 賞:A.S.さん(サンタさん 釜山にいること わかるかな?)
・釜山日本人会長賞:H.R.さん(えひめより チェジュ産みかんが 好きになる)
・大 賞:Y.M.さん(おとうとよ なけばゆるすと おもうなよ)
・最 優 秀 賞:T.R.さん(おとうさん しんぱいしすぎ ケンチャナヨ)
・優 秀 賞 :M.K.さん(お父さん ちょっとゆっくり くつろぎな)
懇親会では、公邸の壁一面に貼り出された川柳作品を眺めながら、参加者どうし語り合い、作品を味わい、笑顔が絶えない時間となりました。美味しいケーキやコーヒー、お茶を囲みながら、作品に込められた想いや背景を共有し、世代を越えた交流が生まれる、とても有意義な会となりました。
多くの方々のご協力と温かいご参加により、川柳大会を盛況のうちに終えることができました。みなさまの「一句」が会場に彩りと感動をもたらし、心温まる交流の場となりましたことを、改めて深く感謝申し上げます。今後とも、日本人会の活動に変わらぬご支援とご参加を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
