みなさま、明けましておめでとうございます。
2025年、釜山日本人会、交流部会の今年初めての報告は、釜山韓日親善協会の新年会です。
2025年1月23日木曜日。パラダイスホテル釜山。
毎年、ご招待を受け、参加させていただいております。今年は領事館をはじめとし、日本人会理事、日本人学校など例年以上の人数で参加させていただきました。新年会には、韓国だけでなく、日本からの来賓方々も参加されており、その名の通り、韓日親善の集いになっていました。
チェ・ヨンソク会長は、挨拶の中で「政治的な問題によって、日韓関係に影響を及ぼしたとしても、民間の力で乗り越えられる、乗り越えるべきであり、それは、ここにいるみんなが実現していくことだ」と強調されました。そして、「今年開かれる大阪EXPOをきっかけとし、去年、姉妹関係を提携した京都日韓親善協会と協力しあい、両国の経済交流の活性化に尽力していきたい」と思いを語られました。
チェ会長のお父様は、日本と縁がある方だったらしく、会長もその影響を受けていて、知らず知らずのうちに日本語を口にしていたそうです。ひと昔前、釜山でもまだ日常的に『玉ねぎ、モンペ、たらい』などの日常的な日本語が使われていました。最近では、韓流の影響により、日本で韓国語を耳にすることが多くなったと言われています。例えば、『マシッソヨ、サランヘヨ』など韓国語を習ったことがなくても知っているという人は多いのではないでしょうか。
言語というものは、コミュニケーション手段の一つです。しかし、その言語が国民の関心によって使用されたり、流行化すると、言語だけでなくその国にも注目します。さらに旅行者も多くなってきました。たしかに、歴史的時代背景や人々の感情も尊重すべきです。きっかけは様々ですが、一度関心をもったり、関係性をもった国として日本と韓国は縁が深いことは間違いありません。両国のために立ち上がっている民間団体は少なくありません。
今、ここでなんらかの日韓に関係のある立場にいる私たちは、これから後の世代に、日韓関係についてどのようなことを残していけるのでしょうか。少しでも肯定的なことを残していきたいものですね。
交流部会


