2024年 4月6日(土) 統営 海域人文学散策「統営、海とともにきらびやかな息吹を」
満開の桜に誘われるかのように、バスに揺られて「統営ツアー」に行ってまいりました。
参加した感想は一言で「楽しかった。行ってよかった」でした。 童心にかえったような気持にもなりました。参加する前は「朝早いな」「知っている人いるかな」「トンヨン、行ったことあるな」など色々なことを考えていましたが、企画してくださったみなさまのおかげで、春の思い出をまた一つ追加することができました。参加してよかったと心から思えた一日でした。
まず、 統営ケーブルカーから軽い登山。とても良い天気にも恵まれ、ケーブルカー、見晴らしのいい展望台での景色は次の季節にも行きたくなるほどでした。その後、見学した海底トンネルは、歴史的な展示物もあり、暗い中にもある光と不思議な文化の雰囲気を味わいました。続けて、壁画の町トンピラン。フォトゾーンでそれぞれ写真を撮り、天使になったり、蝶になったりと笑い声が絶えない散歩コースでした。今回のメインでもある国宝「洗兵館」。1604年に設置され1895年までの歴史をもち、「統営」という地名の由来など専門家に説明を聞き、見学しました。
最後は、日本の輪島とここ、統営と世界で2つしかないという統営漆博物館。螺鈿工芸との組み合わせできらびやかな家具、絵画、作品は漆塗りで親しむ日本の工芸とはまた、違った芸術作品でした。
今回の海域人文学散策、春の遠足「統営ツアー」は、韓国に住んで長い私にも新鮮な経験でした。初めての参加でしたが、今まで参加された方々が「よかった」と言われる意味がわかりました。私たちが知っていると思っていることは、実は一部であること。少しのめんどくさいは、始めてしまえば楽しさに変わること。同じ場所でも、同行する人によって新しい感覚になること。何よりも、子供のころの遠足を思い出しました。
「大人の遠足、統営ツアー」日韓交流のまた新しいはじまりです。
交流部会 吹上淳子