<2023年11月11日(土) 釜山韓日文化交流協会との共催「2023年海域人文学散策」(1日遠足)>
蔚山にある岩刻画について学び、クジラ漁など漁業が盛んで、沢山の日本人が住んでいた地域である方魚津で、古くからの日韓交流の軌跡を見てきました。岩刻画のある場所までの道は、秋の広大な山々の景色が素晴らしく、晴れわたった空の元、気持ちよく歩いて行けました。
各所のガイドさんは情熱に溢れ、とても詳しくお話をしてくれました。またそれを、協会の方の気遣いで個々人にレシーバーを持たせていただき、同時通訳で博物館や壁画、歴史館の説明も不自由なく聞くことができ、地域を知り、古くからの日韓交流の歴史を知る、とても良い機会になりました。
交流協会と釜慶大の人たちも日本語ができ、交流もできましたし、会員同士も普段ゆっくり話せない中、こういう機会に仲良くなれ、とても有意義で楽しい時間になりました。
参加してくださって会員の皆さんからは、楽しかった、また行きたいという嬉しい感想が聞けました。
皆さんに答えていただいたアンケートの中から、いくつかご紹介します。
<蔚山 海域人文学散策でよかった点は?>
以前から行きたかった岩壁画を行けたこと。 |
同時通訳者による適切な日本語訳のおかげで理解度が非常に高まった。 朝から晩までスケジュール通りに進み、充実した内容であった。 |
韓国の石器時代等のことがわかったこと、また近代の蔚山と日本との関係も全く知らなかったので、 とても勉強になりました。 |
日本統治時代、蔚山地域において日本との交流が盛んだったこと、今も過去のことを覚えておられる方が いて、手書きで地図を書いてくださったことにおられることに驚きました。 |
車が無いと出かけられない奥地まで連れて行っていただけたことと、日本人会・韓日交流会などの繋がりがないと聞けない貴重なお話が聴けたこと。 |
線刻画を見るにあたり、まずどのあたりにどんな絵がかかれているかや描かれた推定背景等の説明を受けた後に実物を見に行くようプログラムが組まれていたことが一つ。もう一つは博物館から線刻画に行くまでの工程が景色がきれいであったことです。 |
文化会館での説明 |
<蔚山 海域人文学散策を終えて、簡単に感想をお願いします。>
良かったですよ。文化交流協会さん感謝です。 |
出張では良く蔚山を訪問しているが、仕事以外の地域を訪れた事はありませんでした。蔚山の岩壁画の歴史や日本人と韓国人の密接な関係等について、触れる機会があり参加してよかったと思います。 |
皆さんと交流をしながらおいしいものを食べながら素敵な所を散策して本当に楽しかったです。ありがとうございました。 |
韓国・釜山に来て半年が経ちました。蔚山を訪れてみたいと思ってはいたものの、そんな機会もない中で、今回のバスツアーは渡りに船でした。また、自分一人では絶対にいけない場所を巡っていただき、かつ日本語の通訳・解説もあって自分にとっては至れり尽くせりでした。こんな機会がたくさんあれば、日韓の民間レベルのつながりが深まり、両国にとっても有益だと感じました。 |
韓国教科書に載っている岩刻画を実際見に行くことができて良かったです。専門家より解説が聞けて嬉しかったし、とても勉強になりました。また、釜山だけではなく、蔚山地域でも日本との交流が活発に行われていたことが分かりました。地図や写真など印象深かったです。企画してくださった皆様へ感謝いたします。 |
1日、歴史的遺産のものや韓国・日本との交流がわかる場所への訪問、ご当地名物のプルコギなど、要所要所で盛りだくさんの内容がよかった…。 |
日本でも同じ新石器時代である縄文時代の線刻画が韓国と同様山の中(縄文海進)にあるので、機会があれば日本の線刻画にも行きみくらべてみてもいいなと思いました。 |
COVID-19以降、このような体験中心の活動ができることは本当にありがたく思っています。
普段ではできないこと、してみたかったけど個人では実現できなかったこと、初めて知ったことなどができてよかったとの感想がありました。民間レベルでの「できること」「つながっていくこと」をこれからも増やしていけたらと思います。
個人同士の理解、お互いの理解が国同士の理解につながっていくことであると信じていきたいものですね。
参加してくださった会員のみなさま、ありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
企画運営していただいた、釜山韓日文化交流協会のみなさま、そして釜慶大学の関係者の方々ありがとうございました。
交流部会&イベント部会